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ご近所散策 [チョウ・ガ]

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テングチョウ。

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ベニシジミ。

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ナミアゲハ。トンボシーズンに向けて飛びものの撮影の練習をしました。チョウはトンボより動きが不規則で難しかった。

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モンキチョウのメスと思って撮ったらツマキチョウでした。こんなところにいたなんてね。あと1週間もすればこの辺にもトンボが現れます。
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蛾の調査の必要性 [チョウ・ガ]

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2011-03-31の記事最後のヤママユの繭を持ち帰っていました。汚れていた繭を少しずつ剥いでいくと、実に美しい淡くて光沢のあるグリーンが現れました。ヤママユから作られる絹(天蚕糸:テンサンシ)は、カイコから作られる絹より軽く肌触りがよく丈夫なうえ保湿性に優れる高級品なんだとか。納得です。繭を割ってみると中からシワクチャになった蛹が出てきました。なぜ羽化に至らなかったのかはよく分かりませんでした。

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クリの樹にウスタビガの繭がぶら下がっていました。よく見ると卵がついていました。この繭の主はメスで、羽化直後にオスに見つかり、その場で交尾、すぐ繭に産卵したと想像できます。

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ヤマトカギバ Nordstromia japonica

マクロレンズをつけて地面に這いつくばっていたら、ある方に話しかけられました。その方はなんと50年も昆虫の写真を撮り続けている昆虫研究家とのことでした。何冊か本も出版されている方で、私もその本を見たことがあったので驚きました。

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クロクモエダシャク Apocleora rimosa の弱齢幼虫。ヒノキの葉にいる見事な擬態のシャクトリムシです。

その方曰く・・・昆虫は調べられていないことがあまりに多く分からないことだらけなので調べ甲斐がある。チョウをやっている人は多いので、蛾を調査する必要性が高い。・・・とのこと。

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こちらも見事な擬態のシロテンエダシャク Cleora leucophaea

蛾は種類が多い上に夜行性であることが多いので、生態、生活環、食草等、分かっている種類の方が少ないです。もしかするとまだ発見すらされていない蛾がいるかもしれないし、もしかすると発見前に環境が変化して絶滅してしまった種類もいるかもしれません。トンボをメインに追いかけている人でも、蛾の写真を撮りためておく事で何か重要な発見に結びつくことがあるかもしれません。まぁ撮るだけじゃダメでキチンと検証することが必要ですが。

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また深夜に森に入りまして、カシワキボシキリガ Lithophane pruinosa に出会いました。秋にも会いましたね。ややスレているので成虫で越冬しているようです。

珍しく三脚でカメラを固定して、広角レンズで長時間露光で撮りました。でもなかなか思い通りには撮れませんね。イメージではもっと背景を入れて、逆光気味で撮りたかったんだけど。広角での逆光は光源が画面に入ってしまうのでダメでした。そりゃそうだ。
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春のチョウと蛾 [チョウ・ガ]

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雑木林のちょっと開けたところにミヤマセセリ♂がやってきました。今年も会えたね。こいつに会えたら本格的な春の到来です。

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メス。あと半月に迫ったトンボの出現に備えてマクロの練習を兼ねた撮影でしたが、冬の間あんまりマクロを触らなかったせいでピンボケを連発してしまいました・・・

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スミレの蜜を吸うメス。顔を見せて。ミヤマセセリを見に家からちょっと離れた山まで行きました。近所の里山にもいるといいんだけどな。いそうなのに探してみるといない。見つけられないだけ?

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菜の花畑で一番目立っていたのはボロボロのキタテハでした。

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アカボシゴマダラが無事冬を越して樹を上り始めていました。

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バラシロエダシャク。なぜか黒っぽいところによく止まる気がします。昼間でも飛んでいるところを見かけます。

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マエアカスカシノメイガ。蛾の世界のヤマトシジミと言えるほど早春から晩秋までよく見かけます。

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こちらは昨年の忘れ物。羽化しそこなったヤママユの繭。コナラの樹にたくさんついていました。無事羽化できた繭には上の方に丸い穴が開いていました。
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スーパームーン [チョウ・ガ]

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アカバキリガ Orthosia carnipennis
マクロとストロボだけ持って真夜中の森に入りました。満月が照らす蛾は信じられないほど幻想的なんですが、それをクリップオンストロボで撮影すると幻想的な感じが全く表現できず、なんとものっぺりした絵が出来上がりました。目の前にいる本物の月夜の蛾と再生画面で見る写真の蛾のあまりの違いにがっかりしてしまいました。装備を何も持ってこなかったのでこれ以上改善のしようもなくもどかしかった。

夜中に蛾を撮影するにはワイヤレスストロボで逆光気味に光を当てて、広角レンズで背景をフレームに入れて、三脚で固定して背景が出るように長時間露光しないと雰囲気が出ないかもね。やってみれば面白そうだけど、面倒くさいから多分全部はやらないと思う。

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ヤガ科のふりして実はシャクガ科のアトジロエダシャク Pachyligia dolosa
19年ぶりに月と地球が最接近して普段より大きな月が空に浮かんでいました。スーパームーンと言うらしいんですが、名前に相応しく大きくて明るくていい月でした。スーパームーンの日にはたして蛾はどんな活動をするのか。それがちょっと気になって未明の森に入ってみました。

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ホシオビキリガ? Conistra albipuncta
スーパームーンと地震とを関連付けて考えている人もいるそうですが、NASAは関係ないと言っています。素人が考える分には、月が近くて引力が大きくなれば地殻の歪みが大きくなって地震のトリガーくらいにはなってもおかしくなさそうです。でもNASAが否定してるんじゃ多分関係ないんだろうな。地震の日はスーパームーンじゃなかったわけだし。

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カバキリガ Orthosia evanida
森には非常にたくさんの蛾が飛んでいました。すごい量でした。これが満月とかスーパームーンとかと関係があるのか、ただ単に春が近づいて活動している蛾が増えただけなのかは分かりませんでしたが、とにかくたくさんの蛾が飛んでいました。樹液を出しているコナラにはキリガの類がたくさん集まっていました。こんな時季にも樹液を出しているコナラがあるとは知りませんでした。

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フクラスズメ Arcte coerula
大きな蛾が飛んできました。おどろおどろしい独特の雰囲気があります。7月にも10月にも見たことがあります。一体どういう発生をしているんでしょう。ここはお前のいる場所じゃない、と言われた気がして、確かにそんな気がしたので帰りました。
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巨大地震! [チョウ・ガ]

今まで体験したことがない、とてつもなく大きな揺れを感じました。近くの建物がビシビシと大きな音を立て、あわてて人が飛び出してきて様子を伺い、半泣きの女子高生もいました。電柱がしなりながら揺れ、電線も縄跳びのように上下に激しく揺さぶられていました。鉄道、バス等全ての公共交通機関が止まりました。私は出張中でちょうど地下鉄から外に出たところでしたが、地下でなくてホントよかった。地下であんな揺れを感じたくない。家族の無事はすぐにコンビニの公衆電話で確認できました。

会議が始まる直前の出来事で、こりゃ会議は中止だろと思ったのですが、決めることが多い重要な会議だったので、なんと通常通り行われました。約2時間、余震で終始ユラユラしながらの会議はいつになく皆協力的で、思ったよりスムーズに進みました。

さて、仕事が終わってどうやって帰ろうか。出張先から自宅まで15km。交通機関が動き出すのを待つか、歩いて帰るか・・・。ずいぶん迷いましたが、結局鉄道に沿って走って帰ることにしました。動き出したら乗ろうという作戦。自転車なら15kmなんてたいした距離には感じないのですが、自分の足で走ってみるとちょっとした距離でした。2時間くらいで無事家に帰れたので、私はずいぶんラッキーな方だと思います。被害にあわれた方、職場に足止めの方も大勢いらっしゃるようですから。結局、鉄道はまだ動いていません。

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帰り途中に蛾を撮ってたりする・・・

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蛾は地震があってもへっちゃらなんだな・・・

ニュースで被災地の凄まじい映像が流れています。自然の力に対して人間はあまりに脆弱で無力なんだとつくづく思い知らされました。私の周りで甚大な被害はないと思いますが、これはただ単に運がよかっただけ。明日は我が身。事が起こる前に充分な対策をとっておく必要性を改めて感じました。地震があっても生活をかき乱されない、蛾のように柔軟で強くありたい。
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Biston登場! [チョウ・ガ]

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春を呼び春の訪れを知らせる蛾が登場しました。開帳6cmほどある大きな蛾。トビモンオオエダシャクBiston robustus robustus♂。

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あまりに大きいし毛むくじゃらなので、蛾というより翅の生えたネズミか何かに見えます。フユシャクの季節は終わりに向かい、一挙に春の蛾に様変わりしそうです。
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「ニセ」の続き [チョウ・ガ]

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前記事でニセタマナヤガを載せましたが、愛用している40年前の図鑑に載っていないのが気になっていました。40年前とはいえ日本産の蝶蛾がほとんど載っている図鑑なので、ここらで見られるようなものは全て載っているはずなのですが・・・

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調べてみるとどうやら図鑑が出版されてから数年後に初めて日本で確認された外来種のようです。外国から来る農産物の貨物か何かに混ざっていたのかもしれません。アメリカ大陸が原産地のようですが、うまく日本に適応して40年の間にずいぶん増えました。しかも日本だけじゃなくて全世界に散らばっているみたいです。

街路樹の害虫にアメリカシロヒトリという蛾がいますが、これには「アメリカから来た厄介者」みたいな意味がありそうです。同様にアメリカでは日本からやってきた害虫のマメコガネをジャパニーズビートルと呼んでいます。勝手な想像ですが「ニセ」なんてヒドイ名前はアメリカから来たからつけたのかもしれません。違うかな。考えすぎかな。
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「ニセ」って・・・ [チョウ・ガ]

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カシワオビキリガ Conistra ardescens。冬にも活動しているようです。樹液に来ていました。

すごく嬉しいことが1件とすごくショックだったことが2件あって、結果としてかなり凹みました。すごく嬉しいことは本当に心底すごく嬉しくてハッピーなんですが、その2倍くらいのショッキングな出来事があって、それはそれは身体や精神への負担が重いです。自分の実力不足による失態ならまだ納得できるのですが、実力とは関係ないところで振り落とされるのは自分ではどうしようもなく、どうにも納得ができません。

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難易度の低いキノカワガ Blenina senex 。目立ちすぎでしょ。

超嬉しいとか超悲しいとかは特に望んだことではなく、単純に平穏に暮らせればいいと思っているのに。でももしかしたら、全く何もないまっ平らな人生よりは凸凹だらけの人生の方がいいのかもしれない。きっといいんだろうな。そう思うことで何とか前を向くしかないでしょ。気づかせてくれてありがとう、悲しい出来事!ふん!

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落ち葉の下で越冬していたニセタマナヤガ Peridroma saucia
せっかく眠っていたのに堀り起こされてかなり迷惑そうでした。怒りすら感じました。ゴメソ。

それにしても「ニセ」ってヒドイ名前です。以前、「~モドキ」って名前はどうなのか、というような事を書きましたが、「ニセ」はそれと同じかそれ以上にヒドイ。と言いながら詳しく調べるまでタマナヤガかと思ってましたが・・・。
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2月のエダシャク [チョウ・ガ]

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昼間の雑木林を散歩しているとサクラの樹にヒロバフユエダシャク♂がとまっていました。この個体だけじゃなくて合計10匹も見ることができました。たくさん見つけられた要因は樹皮の色と翅の色が決定的に違うためです。写真だとわかりにくいですが、黒っぽい樹皮にクリーム色の翅が目立つんですよね。なんでこんな色なんだろ。

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メスは1匹だけ見つけられました。1cmくらい。

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翅の痕跡が残っていてユニークな形態です。ホント蛾には見えません。

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シロフフユエダシャク♂を見つけました。ヒロバフユエダシャクと比べてシロフフユエダシャクは樹皮の模様と翅の模様を入念にチェックして止まる場所を選んでいるようです。自分を見えにくくしているような工夫を感じます。

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別の個体。ほらね。大きく撮ってもどこにいるのかわかりにくい。シロフフユエダシャクはこの2匹しか見つけることができませんでした。多分もっとたくさんいるんだろうけど擬態が見事なのでだまされちゃってるのでしょう。

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雪の降る真夜中にも雑木林に行ってみました。凍えながら蛾を探しましたがさすがに少なくてまいりました。帰り際にようやくシロフフユエダシャクの交尾を見つけました。

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オスの翅の下にいるメス。撮影に集中しているときは寒さもたいして感じなかったのですが、撮影を終えるころには身体は冷えきっていました・・・。
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2月のInurois [チョウ・ガ]

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ウスバフユシャク(Inurois fletcheri)交尾。1月の夜にはたくさん飛んでいるのが見られましたが、2月に入ってからほとんど見られなくなりました。シーズンが終わりかけているようです。

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早朝、サクラの樹皮で見つけたウスバフユシャク♂。フユシャクの仲間は成虫になってから餌を摂らないそうです。そんなわけでストローもありません。成虫は生殖活動のみを行うよう特化しているわけです。カゲロウの仲間と同じですね。

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ウスバフユシャクに代わってクロテンフユシャク(Inurois membranaria)が増えてきました。幼虫の食草が違うようなので、別に活動時期で住み分けをする必要はないと思いますが・・・

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ウスバフユシャクとクロテンフユシャクは同属のよく似た2種で昨年は識別に苦慮していましたが、今年は雰囲気で区別できるようになりました。たぶん翅の形がちょっと違うんだと思うんですが、クロテンフユシャクの方が幅がちょっと広くて丸っこい印象です。メスは区別できません。
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昼のフユシャク [チョウ・ガ]

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フユシャク達の昼の姿を探しに雑木林に行きました。夜にあれだけたくさんいたから昼間でも探せば簡単に見つかるだろうと思ってましたが全く見つからず。あきらめかけた時にようやくサクラの樹皮にナミスジフユナミシャク♀を見つけました。

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コナラではクロバネフユシャク(?)♀も見つけました。


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近くの別のコナラに呼ばれたような気がしました。

呼んだ?

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シロオビフユシャク(?)♂を見つけました。こうして樹皮を丹念に丹念に探していくと確かにフユシャク達が隠れています。でも、夜とは比べ物にならないくらいあまりに少ないので、どうも本来の姿というよりは夜に止まっていた場所で眠ってしまって朝を迎えただけのような気がします。

樹皮じゃないとしたら、株元か落ち葉の中かなぁ。探し方が足りないのか・・・。

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株元を探しているとサクラの株元にチャバネフユエダシャク♀を発見しました。ほぉらぁやっっぱりメスは株元に潜んでるでしょう!と、予想が当たってちょっと嬉しくなったんですが・・・、よく見たら屍でした。これじゃ本来の昼間の姿とは違うよな。その後も株元では生きたフユシャクのメスは発見できませんでした。

ということは落ち葉の中かな。これはちょっと探す気になれません。

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おまけ。ムラサキシジミが日光浴をしていました。真冬でも日がさせば活動するんですね。
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冬の夜に飛ぶ [チョウ・ガ]

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夜の雑木林に行ってみると、驚くほどたくさんの蛾が飛んでいました。30分くらい歩いて30~50匹ほど見ることができました。こりゃ夏よりも頻度が高いような気がするよ。寒いから30分以上はキツイ。

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ウスバフユシャクの交尾を見つけました。懐中電灯で逆光にして撮ってみましたが、何がなんだかよく分からない・・・。レンズ汚いし。

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同じカップル。内臓ストロボにて。オスの翅の下からちょこっとメスが飛び出していてかわいらしいです。でも主導権はメスにあるようで、オスをぐいぐい引っ張って歩く姿を度々目にします。オスはうまいこと後ろ歩きでついて行きます。

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ナミスジフユナミシャク♂もいました。同じように逆光にして。フユシャクは研究しつくされているようなので、私みたいな素人がちょこっと関わるくらいでは新しい発見はないでしょう。ただ、他の蛾については生態が詳しく調べられている種類の方がずっと少なく、環境の変化によって絶滅種が出てしまう前に知っておかなければならないことが多いようです。
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それにしても地味だ [チョウ・ガ]

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ミドリハガタヨトウ Meganephria extensa
こいつはフユシャクじゃないけど・・・。けっこう格好のいいヤガです。

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クロオビフユナミシャク Operophtera relegata

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たぶんクロスジフユエダシャクPachyerannis obliquaria
7mmくらいかな。翅が痕跡程度にしかなくて飛べません。長い進化の過程でメスには翅が無い方が有利であると選択が働いたんでしょう。蛾というよりはカメムシに見た感じが近いかも。もうオスは全く飛んでないんだけどなぁ。ちょっと時期が遅いと思う。

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ナミスジフユナミシャク Operophtera brunnea
前翅長15mmくらい。

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たぶんナミスジフユナミシャク♀。
7mmくらい。翅が腹部の真ん中くらいまでありますがやはり飛べません。数百万年後にはメスの翅がなくなっているかもしれません。冬は翅が広いと体温を奪われてしまうので無い方が有利なんでしょう。寒い思いをして飛ぶのはオスだけで充分ということです。

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チャバネフユエダシャク Erannis golda
前翅長25mmくらい。けっこう大きい。メスは見つかりませんでした。

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たぶんシロオビフユシャク Alsophila japonensis
前翅長20mmくらい。

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クロバネフユシャク Alsophila foedata
前翅長20mmくらい。シロオビフユシャクと同属。

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ウスバフユシャク Inurois fletcheri
前翅長15mmくらい。夜の雑木林で飛んでいます。10℃以下でも飛んでいます。すごいです。Inuroisの冬。日本の冬。意味わかんない。

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たぶんウスバフユシャク ♀。
5mmくらい。翅は痕跡すらありません。とても蛾には見えないですね。
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アゲハの蛹 [チョウ・ガ]

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ミカン狩りで見つけたアゲハの蛹。この園は無農薬でやってるのでアゲハの蛹だらけでした。そのかわりミカンの果皮もカイガラムシによるすす病で汚くなっちゃってました。これで経営が成り立ってれば問題ないんですが、経営が立ち行かなくなってこの園でミカン狩りができなくなっちゃっては困ります。

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ジャコウアゲハの蛹がありました。前衛アーティストが製作した彫刻のようです。来春無事に羽化しますように。
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擬態2種 [チョウ・ガ]

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なんの変哲もないコナラの樹皮ですが・・・

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チャエダシャクがいました。1枚目の中央右です。

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ポキッっと折れた枝が2本落ちていますが、右の枝からは脚が出てますね。前にもちょっと登場したキバラモクメキリガです。見事です。

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「キバラ」ってことはきっと腹部が黄色いんでしょ。と思ってひっくり返したら真っ黒でした。

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おまけのクロスジフユエダシャク。12月に見られる昼行性の蛾です。雑木林に行くと陽だまりでたくさんの個体がヒラヒラと飛び回っていました。メスは翅が非常に小さくて飛べません。なのでこいつはオス。メスを見つけるには交尾個体を探せばいいんですが見つかりませんでした。
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昼間の蛾 [チョウ・ガ]

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ミノウスバ Pryeria sinica
昼間に森を歩き回って蛾を見つけることは難しいんだけど、なんとか何種類かを見ることができました。

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チャエダシャク Megabiston plumosaria
樹を1本1本丹念に見ていくと樹皮に蛾を発見できることがあります。

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ウスミドリナミシャク Episteira nigrilinearia nigrilinearia
コントラストがあれば発見しやすくなりますが、たいてい保護色だし大部分は発見できずに見逃しているんでしょう。

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ニトベエダシャク Wilemania nitobei
一番多く見られたのがニトベエダシャクでした。見つけたうちのほとんどがこいつでした。たぶんピークなんでしょう。リンゴの害虫。

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カシワキボシキリガ Lithophane pruinosa
昼の蛾はジッと休んでいて、しかも体温が下がっているので急には飛べません。なので、身の危険を感じるとポテッと地面に落ちて姿を消してしまいます。こちらは蛾がいたことすら気づかない。この性質が昼に蛾を見つけることを困難にしているんだと思います。蛾にとっては作戦成功です。

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キバラモクメキリガ Xylena formosa
樹の根元に隠れていました。なかなかオシャレな柄の蛾です。飛んで逃げようと、盛んに翅を震わせて体温を上げています。1分くらいして体温が上がったのか飛んでいきました。逃げるには遅いような・・・

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キノカワガ Blenina senex
樹の皮にそっくりなキノカワガ。まんまです。どこまでが樹の皮でどこからがキノカワガなのかもよくわからない。素晴らしい擬態ですね。
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出先にて [チョウ・ガ]

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どうにも寝付けなかったので深夜の森を散策しに行きました。

ヒメヤママユ♂がいました。開張9cmくらいある大きな蛾です。メスもオスも複数見かけたので丁度ピークだったのかもしれません。コンデジしか持っておらずコンデジマクロの写真ですが、どうも歪んでしまって見た感じとちょっと違います。こういう大きい蛾は一眼マクロで撮るべきかもな。神秘的でキレイな蛾でした。
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素晴らしい偶然! [チョウ・ガ]

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ケンモンミドリキリガという蛾がいるのは図鑑を見て知っていたし、11月に出てくるのも知っていたし、食草がサクラだということも知っていました。いつか間近で見てみたいと思ってはいましたが、実際に会えるイメージは全くありませんでした。

人生初のケンモンミドリキリガは驚きの出会いでした。他の蛾を追って山を登って到着した山桜を見上げると、なんと目の前についていたんです。うわわわわ、いたっ!どうしよどうしよっ!実際に目の前にいるのに、それでもその出来事をしばらく脳が受け入れません。本当に信じられない出会いでした。深呼吸を3回してようやく落ち着いてちょっとは見られるようになりました。もともと追っていた蛾は種類すら特定できずに見失い惜しいことをしましたが、その蛾がいなければケンモンミドリキリガにも会えなかったわけですから、まぁ良しとしましょう。

地味な昆虫が増える晩秋にあって最も鮮やかな種類なんじゃないかと思います。樹の幹に付く地衣類に擬態していると考えられるので、鮮やかでもそんなに目立つ存在ではありません。

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一度は絶対に見てみたいと思っていたものが、実際に目の前にあるという感覚はなんとも表現のしようがありません。地球上に一つしかない宝石が成り行きで偶然手に入った感じ。違うな。もっとこう、天使のような顔で眠っている我が子を最大の愛を持って見守るような温かい感じも含まれているんですよ。う~ん、そもそも言葉は不完全なものだし、それを使いこなせてもいないですね。

言葉と同様にカメラの表現も不完全なものだと思い知らされました。目の前にいる本物のケンモンミドリキリガの素晴らしさ、美しさが全く表現できません。いろいろ工夫して頑張って撮ったつもりですが、どんなに工夫して撮っても本物とは比べ物にならないショボイ写真になってしまいました。本物は少なくともこの写真の100倍は、いや1000倍は美しいんですが。
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最近撮った蛾 [チョウ・ガ]

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シロツバメエダシャク Ourapteryx maculicaudaria

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クロホシフタオ Dysaethria moza  かな。

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ヤマトカギバ Nordstromia japonica

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この角度から蛾の種類を特定するのはかなり難しい・・・
コウモリガ Endoclita excrescens  かな。

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コシロシタバ Catocala actaea
後翅がキレイなんだけど見せてくれませんでした。

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アワヨトウ Mythimna separata

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オオウンモンクチバ Mocis undata

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ウスチャヤガ Xestia dilatata
シャッターボタンに止まりました。

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ホタルガ Pidorus atratus

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セスジスズメ Theretra oldenlandiae oldenlandiae  3蛹。


チョウは華やかな種類が多くて美しいと思う。
蛾は地味な種類が多いけど繊細で美しいと思う。
蛾はチョウよりじっくりと観察できることが多いです。
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最近撮ったチョウ [チョウ・ガ]

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ウラギンシジミ♀。上品なチョウですね。翅表は白黒。

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ウラギンシジミ♂。翅表は赤黒。

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ヤマトシジミがちょっと翅を開いてくれました。背景はヤブガラシ。

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ツバメシジミは給水中。

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ウラナミシジミ。このチョウが出ると秋だなぁと思う。前ボケも入れてみました。コセンダングサ。

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キタキチョウ。交尾ペアと侵入オスが写ってます。よく見ると羽化殻がみえます。おそらく羽化直後のメスを見つけたオスが交尾に成功し、それを見つけた侵入オスが飛びかかってるところでしょう。トンボは一部の種類を除いて羽化直後は生殖能力がありませんが、鱗翅目では生殖能力がある場合が多いようです。

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ヒカゲチョウ。眼状紋の周りがブルーに光ってなかなか神秘的なチョウです。

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コミスジの幼虫。ハギにいました。

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こちらはコミスジの幼虫ではなく、ハギの葉が枯れてコミスジの幼虫ソックリになってるところ。ホントに似てます。しかも、どうやらこの構造物は自然にできたものではなく、コミスジの幼虫が葉を食べて作ったものらしいのです。自分で作った枯葉に自分を似せているということ。どういう進化をするとこんな手の込んだ仕組みが出来上がるのでしょう。奥が深そうです。

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ツマグロヒョウモン。左がメスで右がオス。オスは必死にアタックしていましたがふられてしまいました。背景はミゾソバ。

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若いエノキに似たようなイモムシが2匹いました。左が外来種のアカボシゴマダラで右が在来種のゴマダラチョウ。顔を向け合って相手を角で突いて争っていました。勝ったのはアカボシゴマダラ。やはりこの2種は食草を巡って競合しています。毎回アカボシゴマダラが勝つとは限りませんが、ゴマダラチョウの将来が非常に不安になりました。今年は成虫ではアカボシゴマダラは無数に見られましたが、ゴマダラチョウは数匹しか見ていません。

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ガザニアにやってきたのはヒメアカタテハ。
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ニンジン畑の住人と農薬 [チョウ・ガ]

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ニンジン畑に立派なキアゲハの終齢(5齢)幼虫がいました。むちむちです。ナミアゲハやクロアゲハはミカン科、サンショウなどを食草としていますが、キアゲハはニンジンなどセリ科を食草にしています。ニンジンの他にはシシウドで見かけたことがあります。

キアゲハは農家にとっては迷惑な住人ですが、キアゲハにとってニンジン畑は美味しい食べ物がたくさんある「プリンの家」みたいなところです。

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こちらはちょうど脱皮して4齢幼虫になったばかりのキアゲハ。4齢から緑色になります。

農家もニンジンを食べられるまいと農薬を散布しますが、その合間(散布から散布まで)をぬって成長し、うまく農薬から逃れ成虫にまでなれる個体がほんのちょこっと、稀にいるかもしれません。

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3齢幼虫。白黒縞々にオレンジのドットが印象的です。

現代農業において経済的になりたつためには農薬散布は必須です。農薬無しに農業はできないし、消費者である私もその恩恵にあずかっています。だからこうしてキアゲハを応援するのとスーパーのニンジンを食べるのはちょっと矛盾があるんですよね。微妙な心境です。

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2齢幼虫。1cmくらいで鳥の糞模様です。オレンジのドットは目立ちません。

農薬と聞くとアレルギー的に拒否反応をする人がいます。でも我々が野菜なり果物を食べられるのは農薬の活躍によるところも大きいのです。農薬を使わないと作物によっては収量が20%以下になるでしょう。果樹では0%です。例えば農薬を全く使わずイモムシでぼこぼこに穴の開いたキャベツをいつもの5倍の価格で買う人がいるでしょうか。

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1齢幼虫。5mm以下。ほぼ真っ黒で毛が目立ちます。

農薬は使わないに越したことはないんです。無農薬栽培という理想的な栽培方法が無いわけではありません。でもまず無理なんです。脱サラをして無農薬有機栽培に挑戦する人がいます。まず無理です。それができるのは虫の生態、病気の生態をよく知っている超一流の一握りの農家だけだと思います。つまり無農薬有機栽培を始める前に農薬や化学肥料を使う現代の農業をマスターすることが必要なんだと思いますよ。

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卵もありました。1mm弱。

農薬は数十年前と比べ飛躍的に安全性が高まりました。昔は有機リン系の皆殺し農薬が主でムシも死ぬけど人にも効く危ない薬でした。今の農薬は効果の選択性が高まり、使用基準を守って使っている分には問題ないとされています。人畜無害でイモムシだけに効く農薬すらあります。農薬を知ろうとしないでアレルギー的に拒否するのはどうかなと思います。農薬を拒否するのではなく農薬によるリスクを知ろうとすることが大切です。

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お~!成虫が翅を休めていました。ちょっと近づいたら飛んでいってしまいました。

無農薬栽培は難しいにしても農薬を減らす努力は大事です。例えば苗にネットをかけておけば蛾などの大型のムシは寄り付けません。定期散布を控え、発生予察を元に散布するのも減農薬につながります。天敵が逃げ込めるような植物を畑の近くに植えたり、ムシに強い品種を選んだり・・・他にもいくらでもあります。難しい技術かもしれませんが、作物の安全性が高まるだけでなく、環境負荷も減り、何と言っても農薬を散布している農家自身の農薬被爆リスクが減ることにつながります。

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こちらはお亡くなりになられた個体。死因は不明ですが、翅がキレイなので寿命という感じではなく、農薬による影響が否定できません。ほんと微妙な心境です。

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ニンジン畑の住人はキアゲハだけではありませんでした。こちらはヨモギエダシャク。6cmくらい。これだけ大きくなる余裕があったんだから、もしかするとこの畑の主はあまり農薬を使っていないのかもしれません。

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ミツモンキンウワバ。

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ハスモンヨトウ。ニンジンも食うのか。

畑でムシ、特に害虫とされているムシが生き残るのは大変難しい。ムシは畑ではなく公園や空き地、自然界で生きなくてはならないようです。でも畑であっても撒く必要がない農薬によって殺してしまうのはちょっと違うような気がします。経済被害が出ないラインまでは農薬を撒く必要はありません。ラインの見極めが減農薬につながります。

でも大事なのはそれだけじゃないんです。

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毎年秋になると見られるハスモンヨトウの病死。農薬に病気に、畑に限らないと思うけど無事に成虫になれるのは、ほんの一部の運がよかった個体に限られるんですね。

これからの農業は農薬だけに頼らず天敵や耕種的な技術を組み合わせることで農薬を最小限に抑える必要があるかと思います。それに加え、消費者である我々も意識を変えていかなければならないと思います。ちょっとくらいムシがついてたっていいじゃないですか。それで安全性が高まるなら。ちょっとくらい形が悪くたっていいじゃないですか。美味しさが変わらないなら。ちょっとくらい高くたっていいじゃないですか。それで国内農業が守られるなら。国内産農産物を安心して食べ続けるためには、農薬散布を減らすための農家の技術向上と消費者の意識改革が必要なんです。
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花とホウジャク [チョウ・ガ]

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ミルンヤンマを追って沢に入りましたが、あまり現れてくれませんでした。そんなわけでツリフネソウに来ていたホシホウジャクを撮りました。

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夏に「カラスウリの花の蜜を吸うスズメガ」を撮ろうとして失敗しましたが、ツリフネソウとホウジャクは来年に向けての練習になりそうです。昼間に撮れるってだけでエライ難易度が下がりますな。

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ツリフネソウはちょうど今が見ごろでした。花の後ろのクルリンとなってるところに蜜があって、ホウジャクが花に潜り込むときにホウジャクの身体に花粉が付く仕組みなんだと思います。よくできてます。

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全く別の場所。チェリーセージにやってきたヒメクロホウジャク。こちらは花が小さいのでホウジャクでは花粉媒介は期待できなそうです。それにしてもホウジャクは流線型のボディラインと三角形の翅がかっこいいですね。
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最近撮ったイモイモ [チョウ・ガ]

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コスズメTheretra japonica

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村上隆氏がデザインしたと思われるセスジスズメTheretra oldenlandiae 若齢幼虫。

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ハスモンヨトウTheretra oldenlandiae
ナス科、アブラナ科、セリ科、アカザ科、マメ科、キク科、ウリ科、サトイモ科、ヒルガオ科、バラ科、ユリ科、サクラソウ科、スベリヒユ科、スミレ科等等・・・非常に広食性で、イネ科以外のほとんどの植物を食害する。

とされているけど、イネ科の植物も食ってるじゃん!どんだけ広食なんだ?すごすぎます。

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えっと、そこの人。そこのアニメみたいな顔の人。

クワコ Bombyx mandarina ですよ。クワかヤマグワしか食べません。

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えっと、そこの人。そこのネバーエンディングストーリーのファルコンみたいな顔の人。

だからクワコです。
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最近撮ったガを一挙に! [チョウ・ガ]

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エビガラスズメ Agrius convolvuli。柄が薄い右がメス、柄の濃い左がオス。

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エビガラスズメ飛翔。キャッチアイは何とかならないものか・・・

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コスズメ Theretra japonica

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トビイロスズメ Clanis bilineata

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セスジスズメ Theretra oldenlandiae 幼虫。ヤブガラシ。

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上の写真の眼状紋pixel等倍。ツルツルしてて周りの景色が反射しているように見えるけど、実際はツルツルしているわけじゃなくて、白い模様が入ってるだけです。ツルツルしてるみたいに見える。

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カキバトモエ Hypopyra vespertilio

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シロスジトモエ Metopta rectifasciata

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モンクロシャチホコ Phalera flavescens

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モンクロシャチホコ幼虫。プラムの樹にて。

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リンゴドクガ Calliteara pseudabietis

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キハラゴマダラヒトリ Spilosoma lubricipedum
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最近撮ったチョウを一挙に! [チョウ・ガ]

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ルリタテハ Kaniska canace

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サトキマダラヒカゲ Neope niphonica

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アカボシゴマダラ Hestina assimilis 幼虫。立ち。

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アカボシゴマダラ幼虫。寝。かわいい。角はわりと硬い。

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アカボシゴマダラ成虫。

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ゴマダラチョウ Hestina japonica
アカボシゴマダラを見る機会の方が圧倒的に多くなったけど、それでもゴマダラチョウもなんとか生き残っているようでたまに見かけます。やはり昔から見てきたゴマダラチョウの方が模様も飛び方も目に馴染む。アカボシゴマダラはちょっと違和感があるんだよなぁ。

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ヒメウラナミジャノメ Ypthima argus
背景に緑ボケが入ったので前にも葉っぱを入れてボカシました。

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ムラサキツバメ Narathura bazalus。コンデジデジタルズーム。

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ヤマトシジミ Pseudozizeeria maha 幼虫。アリの世話を受けています。

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クロアゲハ Papilio protenor 終齢幼虫。デカイ。

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アオスジアゲハ Graphium sarpedon 幼虫。3対の角が特徴。

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アオスジアゲハ成虫の給水。透過光で見るとよりキレイ。

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ナミアゲハ Papilio xuthus 給水。

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たぶんナミアゲハの死体。見事に骨組みだけ残っていました。建物の窓際で見つけました。建物内に迷い込んでそのまま干からびてしまったようです。
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夜の蛾探し [チョウ・ガ]

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先日、カラスウリの花と蛾を撮ろうとしたんですが、真っ暗になって何も見えなくなってしまい、あえなく退散しました。その時「懐中電灯が必要」というかなり初歩的なことに気が付いたので、今回は懐中電灯を持参して再びやってきました。

樹液にいたのはフクラスズメ。かなりおどろおどろしい雰囲気をかもし出しています。この先が不安です。

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カラスウリの前で蛾を待っていると、5分位してようやく現れてくれました。多分、アカエグリバ。いや、しかし意外と蛾って飛んでないものです。夜の森は蛾で埋め尽くされていると想像していたのですが・・・。まぁこういうのも経験ですね。夜の森は蛾で埋め尽くされているわけではない!ってわかりました。

前回の反省で懐中電灯は持って来ましたが、そういえば夕飯を食べてきませんでした。かなりお腹が減ってきて集中力がほとんどなくなってしまいました。これは予想外の出来事です。う~、お腹減ったよ~。

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スズメガが飛んできました。最後の力を振り絞ってシャッターを押します。カラスウリの花の蜜を吸っているシーンも観察できましたが、時間が短すぎて集中力を欠いた時はまったく撮影できません。結構難しそうです。撮れたのは多分・・・、う~ん・・・、コスズメ・・・かな?よくわかりませんね。

しかし、お腹減ったよ。

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続いて現れた大き目の蛾はエビガラスズメ。もう集中力0%でピントが合いません。トンボを撮る時は多少お腹へっててもアドレナリンで乗り切れることが多いんですが、蛾ではダメなのか!?

集中を欠き、工夫も欠いて、写真は今ひとつ思い通りにはなりませんでした。まだまだいくらでも工夫の余地がありそうです。でもまぁ初めてだったしお腹へってたししょうがないでしょ、ってことで。夏の夜の蛾を撮影するという雰囲気はなんとなくわかりました。

あ、左下にカラスウリの花殻が写ってる!「カラスウリの花の蜜を吸うスズメガ」という目標の写真にちょっとは近づいた気がします。でも今年はもういいかな。また来年度以降、気が向いたら挑戦してみます。その時は、懐中電灯を持って夕飯も食べていきます。
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立ちっ! [チョウ・ガ]

暑い暑い夏の日の炎天下、いもいも達はどうしてるかと心配になって見に行ってみると・・・

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ええ"っ!!立ってる!!

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そこらじゅうの幼虫が立ってる!

たぶん立つことで日光を受ける面積を最小限にして暑さをしのいでいるんだと思います。アカボシゴマダラにこんな生態があるのは知りませんでした。いやお見事。でも目立っちゃってるカモ・・・

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アオスジアゲハは日陰へ避難していました。こちらの方法が一般的なような気がするのですが・・・。アカボシゴマダラは日陰に移動することに対して何か都合が悪い理由があるのかもしれません。

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ナミアゲハ終齢幼虫は炎天下の直射日光をいっぱいに浴びていました。ナミアゲハは炎天下でも平気なんですね。お祈りをしているようなポーズです。
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いもいも [チョウ・ガ]

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頭でっかちのアオスジアゲハの幼虫。赤ちゃんって感じがします。3対の小さなツノも可愛らしさを演出しています。背丈が50cmくらいのクスノキに7匹の幼虫が付いていました。そのうち5匹が同じ画面に入ってくれました。

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おさわがせアカボシゴマダラの幼虫。3齢くらいかな。2cmくらい。たぶん3化目でしょう。

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もう少し小さいアカボシゴマダラの幼虫。2齢かな。1cmくらい。

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アカボシゴマダラ2化目成虫。早くもボロボロです。カナブンと一緒にクヌギの樹液を吸っていました。それにしても綺麗なチョウです。

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スイフヨウに付いていた派手なイモムシはフタトガリコヤガの幼虫。同じ形で柄が無いタイプの幼虫もいましたが、これも多分同種なんでしょう。成虫もいましたが撮影前に逃げられてしまいました。
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夏に出会った蛾たち [チョウ・ガ]

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ホソバハラアカアオシャク Chlorissa anadema

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カバイロモクメシャチホコ Hupodonta corticalis

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タケカレハ Euthrix albomaculata

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ノコメセダカヨトウ Orthogonia sera
一番よく撮れた。

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ムクゲコノハ Thyas juno
下の翅にブルーのラインがあって綺麗です。
夏の蛾は元気いっぱいすぎて思うように撮れませんね。
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今年撮ったチョウを一挙に! [チョウ・ガ]

今年採ったチョウ達。

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モンキアゲハ。春型でもかなり大きいんですね。

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アオスジアゲハ。ハルジオンの花を好んでいるようでした。

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トラフシジミ春型。

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サカハチョウ春型。

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モンシロチョウ。7匹で群れていました。多分この中の1匹がメスなんでしょう。

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ヒメウラナミジャノメ。草地。

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コジャノメ。薄暗い森の中で。

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ツマグロヒョウモンのオスかな。20年前と比べるとずいぶん増えました。コンデジ。

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ツバメシジミ。コンデジ。

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イチモンジセセリ。コンデジ。

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ダイミョウセセリ。コンデジ。コンデジマクロはとても優秀なんだけど、カメラ自身の影が入ってしまうことがよくあります。右下のヤツね。

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キマダラセセリ。

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アカシジミ。森の沢沿い。すぐに飛んで行ってしまいました。

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ヤンマの黄昏飛翔のすぐ脇で見られるオレンジ色のチョウ。クヌギの樹の周りを争いながら飛んでいます。個体数はかなり多いのですが5m以上の高さで飛ぶので種類がよく分かりません。

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う~ん。ウラナミアカシジミ?かな?

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アカシジミかと思ってたけど、どうもウラナミアカシジミのようです。夕方は活発に動くんですね。
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