それにしても地味だ [チョウ・ガ]
ミドリハガタヨトウ Meganephria extensa
こいつはフユシャクじゃないけど・・・。けっこう格好のいいヤガです。
クロオビフユナミシャク Operophtera relegata ♂
たぶんクロスジフユエダシャクPachyerannis obliquaria ♀
7mmくらいかな。翅が痕跡程度にしかなくて飛べません。長い進化の過程でメスには翅が無い方が有利であると選択が働いたんでしょう。蛾というよりはカメムシに見た感じが近いかも。もうオスは全く飛んでないんだけどなぁ。ちょっと時期が遅いと思う。
ナミスジフユナミシャク Operophtera brunnea ♂
前翅長15mmくらい。
たぶんナミスジフユナミシャク♀。
7mmくらい。翅が腹部の真ん中くらいまでありますがやはり飛べません。数百万年後にはメスの翅がなくなっているかもしれません。冬は翅が広いと体温を奪われてしまうので無い方が有利なんでしょう。寒い思いをして飛ぶのはオスだけで充分ということです。
チャバネフユエダシャク Erannis golda ♂
前翅長25mmくらい。けっこう大きい。メスは見つかりませんでした。
たぶんシロオビフユシャク Alsophila japonensis ♂
前翅長20mmくらい。
クロバネフユシャク Alsophila foedata ♂
前翅長20mmくらい。シロオビフユシャクと同属。
ウスバフユシャク Inurois fletcheri ♂
前翅長15mmくらい。夜の雑木林で飛んでいます。10℃以下でも飛んでいます。すごいです。Inuroisの冬。日本の冬。意味わかんない。
たぶんウスバフユシャク ♀。
5mmくらい。翅は痕跡すらありません。とても蛾には見えないですね。
2011-01-09 00:00
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コメント(6)
フユシャク。いいですね。
ヨトウ。わかっていても、園芸趣味者・農業関係者はむらっと敵意がわきます。
by 春分 (2011-01-09 08:53)
ヨトウ・・・(=`ェ´=) ムカッ!
・・・と来ていたのは昔のこと。
今は食べるのも食べられるのも有りです。
それにしてもjan-ll8 さんの目ぢからには恐れ入ります。
よくこんなに地味な虫たちを見つけられますね。
>寒い思いをして飛ぶのはオスだけで充分ということです。
↑ そのとおりです(^◇^)
by 招き猫 (2011-01-09 14:31)
とべない種類もいるんですね・・・
知らないからケガしてもげちゃってるの?とか思っちゃいます^^;
by なまけもの (2011-01-09 22:52)
春分さん
園芸、特に野菜の分野で特に問題になる蛾は
ハスモンヨトウ、オオタバコガ、カブラヤガです。
だから、この3種以外だったらぜひ大目に見てくださいね。
その他、ヨトウガ、タバコガ、タマナヤガ等々害虫はたくさん
いますが、それほどの害にはなりません。
ミドリハガタヨトウは野菜には無害ですので敵意はお持ちにならずに・・・
by jan-ll8 (2011-01-12 22:17)
招き猫さん
大事に育てた野菜が蛾の幼虫に食べられちゃうと普通はショックですよね。
趣味の園芸では、食べてもいいよ、という心境であればいいんですね。
プロの園芸ではそうはいかないんでしょうけど。
目ぢからはあまり自信がないです。大部分の虫を見逃してると思います。
by jan-ll8 (2011-01-12 22:17)
なまけものさん
冬はむしろ飛ばない方が有利に働くようです。
不思議ですね。
by jan-ll8 (2011-01-12 22:18)