セスジ個体変異 [トンボ]
セスジイトトンボ♂。
①翅胸前面黒条、②前肩条(太青線)、③前肩条肩縫線黒条、④前肩条肩縫線黒条淡色部(細青線)
2本の④が重なり合うタイプで、最もよく見かけるのでセスジイトトンボ♂の典型的な柄のようです。
2本の④の重なり部分が長いタイプ。
2本の④が離れているタイプ。
④がほとんど消失しているタイプ。
②が2つに分かれているタイプ。
②が4つに分かれているタイプ。
セスジイトトンボとオオイトトンボは非常によく似ているんですが、基本的には④があるかないかで見分けられます。④があればセスジイトトンボ、なければオオイトトンボです。ただ、5枚目みたいに、セスジイトトンボなのに④がほとんど見当たらない変異もあるから、この部位だけで判断するのは誤同定の危険性があるわけですね。なので、大事な同定のとき(例えば、新産地か否か、等)は他の部位でも確かめる必要があります。ボノボなのにチンパンジーと呼んではいけませんし、煮豚をチャーシューと呼ぶのもいけません(？)。
それにしても今年はイトトンボに惹かれます。これまで主にヤンマの美しい体色やダイナミックな動き、ユニークな生態を追ってきましたが、ヤンマとは対照的にとても細くて小さいトンボです。イトトンボを調べていると結構面白いです。繊細でか弱そうなのに意外とどう猛だったり、糸みたいに細くて小さいくせに縄張りに入ってきたヤンマを追い払ったり、潜水産卵したり・・・。小さすぎて面白い生態を撮るのが難しいのが難点ですが。
うっ＾＾；私にはちょっと難しい・・・
セスジイトトンボとオオイトトンボを２匹目の前に並べられても
見分けられない自信があります＾＾；
by なまけもの (2010-09-22 22:07)
あら、イトトンボなら撮った事があったしと思い眺めてみましたけれど
何イトトンボか判りません。難しいですね。
イトトンボの様なスッキリした身体で気丈に生きられたら
人生変わっていたかも、なんて・・・（笑）
イトトンボに憧れますね。
by akanenosora (2010-09-22 22:23)
私も「冷めた湯豆腐」と「冷ややっこ」は違う！と言いたくて
日々格闘しておりますので、おっしゃることはよく分かります。
ただ、菊とダリアの区別さえ興味の無い方に花に興味を持っていただこうと思うと
まず「どこそこへ行ったらこんな花が咲いていたよ♪
調べたら〇〇という△△科の花で××の仲間だったよ」
というところから初めて、私自身も勉強中^^;
ある方の受け売りですが、花だけを撮っては「花の見本写真だ」そうです。
私もアートな花写真を目指しています(^_^)v
※私の場合はアートとは程遠いので それをゲージツと呼んでおりますが…
まず、トンボなり花のファンを増やしましょう！
jan-ll8 さんが小さなイトトンボに興味を持たれたように
私が今やたら撮りたいのは帰化植物のヒイロボロギクという
さえない林間に生きる花です。
by 招き猫 (2010-09-23 11:54)
個体異変は難しいですね...
自分の撮った知らない昆虫を同定する時、
少しでも図鑑と違うとﾊﾟﾆｯｸです（笑）
しんどくなるので、ここまではつきとめないようにしています（爆）
イトトンボって、本当に魅力的ですよ♪
by みかっち (2010-09-23 16:29)
なまけものさん
確かに難しいです。
専門の人じゃないとなかなか見分けられません。
by jan-ll8 (2010-09-25 20:21)
akanenosoraさん
イトトンボの魅力はまさしく細さと強さだと思います。
あとはかわいらしさかな。
by jan-ll8 (2010-09-25 20:21)
招き猫さん
「冷めた湯豆腐」と「冷ややっこ」は完全に違うものですよね。
アートとは自分なりの考えが頭の中にはあるのですが、言葉に
するのは難しい。まとまってきたら記事にしてみますね。
ヒイロボロギクというのはベニバナボロギクとは違うものですか？
by jan-ll8 (2010-09-25 20:22)
みかっちさん
図鑑の写真は1,2枚であることが多いので、それ以外のタイプだと
混乱しちゃいますよね。未熟の色とかもあるし。イモムシなんかでも
若齢と老齢ではかなり違う印象です。図鑑で見分けるのは困難ですね。
by jan-ll8 (2010-09-25 20:22)