11月のセミ! [蟲君諸諸]
久しぶりの暖かい日でした。カトリヤンマを探しに谷戸へ行くと、なんとなんとアブラゼミが鳴いていました!え~信じられない。11月だぜ?どうしたってのさ、アブラゼミくん。
同じ個体。だいぶお疲れのようで鳴き声にハリはありません。つまり、あまりに気温が高いので夏と間違えて羽化してしまった個体ではないということ。アブラゼミが羽化するのはせいぜい9月上旬まででしょう。この個体はもしかすると2ヶ月近く成虫として生きているのかもしれません。
「セミは地下で7年暮らし、成虫では7日間しか生きられない。」なんて言われているけど、多分誰も確かめてないんだと思う。幼虫期間に比べ成虫期間があまりに少ないことを誰かが分かりやすく「幼虫7年に対し成虫7日」と言って、それがいつの間にか一人歩きして真実のように語られてしまったんでしょう。誰ですか、8日目の蝉とか言っているのは。
別の個体もいました。やはり11月にもセミがいます。そりゃぁ中には羽化後7日目で寿命が来る個体もいるかもしれません。7日目に病気になって死んだり鳥に食べられたりもするでしょう。でも、本来の平均的な成虫期間は7日よりはずっと長いんだと思います。中には2ヶ月近く生きる個体も多分いるんです。
蝉殻や死骸は今でも目にしますけど低温もある中
未だに成虫も存在するなんて驚きです。
しかし、それを見つけた貴方さまにも驚きです。
by akanenosora (2010-11-03 10:03)
生物はバリエーションでいろんな外の変化に対応しますし、
でも、大抵は変わり者、痴れ者で終わるわけでしょうね。他人とは思えませんな。
by 春分 (2010-11-03 10:05)
まだいてたんですね、ビックリです
「詳しく誰も調べてないからわからない」ってのはうちの旦那もゆーてました
7日というのは信ぴょう性がないと・・・
by なまけもの (2010-11-04 09:45)
恐るべし個体差!は身近な種、ヒトに強く感じます。
60才で老人の人、百歳近くでお医者様として現役の人。
マンガが理解できない人、笑える人。
そんなことを気にしてたら「人間、やってらんねえ!」
と最近になってやっと気が付いた招き猫です。
by 招き猫 (2010-11-04 10:57)
akanenosoraさん
昨年は10月下旬に鳴き声を聞きましたが、11月は初めてでした。
抜け殻は数年残っていることがあります。丈夫なんですね。
by jan-ll8 (2010-11-06 20:44)
なまけものさん
そうですね。7日というのはいい加減なんです。
正確に調べるのは難しいんでしょうね。
by jan-ll8 (2010-11-06 20:44)
春分さん
気温が下がると代謝が下がってむしろ寿命が延びるのかもしれません。
こういう変わり者にこそ、何か可能性が含まれていそうです。
by jan-ll8 (2010-11-06 20:44)
招き猫さん
生き物は個体差があるからこそ生き残ってきたんだと思います。
ヒトもまたしかり。個性って大事ですね。
by jan-ll8 (2010-11-06 20:45)