絶滅危惧の2種 [トンボ]
環境省レッドリストによると絶滅危惧I類(絶滅の危機に瀕している種)に指定されているオオセスジイトトンボ。こちらはオス。日本のイトトンボ科では最大の種で迫力満点、しかも全身が素晴らしく鮮やかなトルコブルーで、目の前にいるのにそれでもその存在を信じることができないほど美しいイトトンボです。
メス。こちらもまた鮮やかな黄緑色です。ヒメガマの葉に止まっていました。
午後になると連結産卵も見られました。産卵している植物はヒシです。オオセスジイトトンボはヒメガマのような抽水性の植物とヒシのような浮葉性の植物がどちらもあるような湿地でないと生きていけないのだと思います。そんな湿地はほとんどなくなっています。
同じ池にいたオオモノサシトンボ。オオセスジイトトンボよりはかなり地味ですが、同じく絶滅危惧I類に指定されています。この湿地もすぐ横まで宅地開発の波が押し寄せていました。もしかすると数年後には見られなくなってしまうかもしれません。
オオモノサシトンボとモノサシトンボは非常に良く似ていますが腹部第9節が黒くなるか否かで判断できます。DNAレベルでも非常に似通っているようです。
区別していませんでした。
するとあのモノサシトンボはオオモノサシトンボだったかもー。
by 春分 (2010-07-24 09:12)
みわけかた難しいですね
私なら個体差かな~って見過ごしそうです^^;
by なまけもの (2010-07-24 20:58)
春分さん
よく見て見分けてください。
一度分かれば次からは雰囲気ですぐ区別が付くと思います。
by jan-ll8 (2010-07-25 21:44)
なまけものさん
知らなければ個体差と思ってしまうでしょうね。
中間的なヤツがいるとかいないとか・・・
by jan-ll8 (2010-07-25 21:45)