冬尺蛾のメスたち [チョウ・ガ]
チャバネフユエダシャクのメス。翅が全くありません。ホルスタインのような柄です。
冬尺蛾のメスは、翅がなくても世代を繰り返すことに不都合がなかった結果(むしろない方が有利だった)、進化の過程で翅が短くなったそうです。冬に活動するので翅があると体温を奪われるし天敵もほとんどいないので、メスは翅がなくても大丈夫。フェロモンを出してオスを呼びます。
クロオビフユナミシャクのメス。短い翅が残っていますが飛ぶことは出来ません。
ウスバフユシャクのメス(多分)。同属だと外見で区別できないんだそうです。
ウスバフユシャクの交尾。オスは近縁種でも外見で区別できるので、交尾していればメスの種類が確定できるんだそうです。
トンボの場合は同属でも交尾が成立することがあるので、トンボに慣れてしまうと交尾したからといって種類が確定できるというのは抵抗があります。でも、大丈夫なんでしょうね。トンボは視覚に頼っているので間違いが起きるようですが、蛾は種ごとに異なるフェロモンをたよりにメスを探すので、外見が同じでも間違いが起きないのでしょう。
クロスジフユエダシャクの交尾。この種のメスもほんのちょっと翅が残ってる。
翅が全くない?みつけても蛾だとわからないです^^;
by なまけもの (2013-01-22 16:57)
なまけものさん
確かに蛾には見えませんね。
蛾というよりはカメムシに印象が近いです。
知ってないと分からないと思います。
by jan-ll8 (2013-01-23 21:27)
自分は動かなくても雄達が寄ってくる?
冬シャクガの雌たちに親近感を覚えます(^◇^)言った者勝ち
by 招き猫 (2013-01-24 13:25)
招き猫さん
何を招いているのかと思っていたら・・・
by jan-ll8 (2013-01-24 19:45)
知識として知っていても実物を見たことのない生き物の一つです。
今後生きる楽しみの一つ。フユシャクの雌をみる。いい夢かも。
by 春分 (2013-01-27 16:08)
春分さん
決して少ないわけじゃないし昼でも見られることがあるので
頭の片隅にでもあればいつかは鳥見の合間にでも見られると思います。
by jan-ll8 (2013-01-30 18:53)